ビオトープと普通の公園の違い

ビオトープと一般的な街の公園では、何が違うのでしょうか。

普通の公園では、例えば花壇にはパンジーが植えられていたりします。
季節ごとに人の目を楽しませるための花が植え変えられ、
定期的に表土の加熱殺菌も行われます。
ビオトープの対極の考え方と言っていいでしょう。

特に街の中は鑑賞用の公園がほとんどです。
ビオトープの公園を好む人もいるし、
きれいな鑑賞用の花が咲く公園が好きな人もいます。

好みはさまざまですから、
すべてがビオトープの公園になるわけではありません。

緑地のある普通の公園も『生き物の住む所』という
広い意味ではビオトープと言えるでしょう。

しかし、普通の公園では、
きれいな鑑賞用の花を植えて
利用者の使いやすさを第一に考えるのに対して、
ビオトープではそこに生きる生き物のことをまず考えます。

見た目の美しさや管理のしやすさと、
小動物や昆虫にとっての住みやすさとは別の問題です。

単一の植物だけが植えられているような、特に西洋式の庭園では、見た目は美しいのですがビオトープとしての価値は下がってしまいます。

ビオトープでは草刈りや剪定の時期も、
生物のことを考えてしなければなりません。
例えば花の咲く時期に刈り取ってしまっては、
花を好む昆虫は住めなくなってしまいます。

草原に住む昆虫を呼び寄せようと思ったら、
鑑賞用の花ではなく草原に生えているような草のほうがいいわけです。

ビオトープの自然を完全に守りたいなら、一番よいのは、
すべてを立ち入り禁止にすることです。

でも、それはビオトープの理想とは違っています。
たしかに人が入らないようにしているところもありますが、
触ったり匂いをかいだりして、
実際に自然を体験できる環境を作ることが理想です。

人は体験を通して多くを学ぶからです。
人と自然を切り離しては、
ビオトープの目的を外れてしまうことになります。

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