地球温暖化防止に米作り

農業と地球温暖化防止の関係にも
関心が高まっています。

農薬を使わない、自然との共生を壊さない農法を
現代に活かしていくことで、
日本の稲作は地球温暖化抑止に対し
大きな役割を担っていけるというのです。

米作りを通じて安全な食料の安定供給と
温暖化抑止の両方を得られるのです。

お米作りの地球温暖化抑止との関わりは
茨城県つくば市にある
農業環境技術研究所による調査結果で分かりました。
近年、稲作が地球温暖化を促進する二酸化炭素を
吸収することが分かったのです。

しかも、その吸収量は作付面積あたり
森林の数倍といわれています。

ただし、ここで気をつけなくてはいけないのは、
農薬を使った生き物のいない水田には
メタンガスが多く発生することです。

メタンガスはCO2の20倍以上の温室効果をもつガスです。
これでは逆に地球温暖化の原因の一つになってしまいます。

そこで、今、お米作りの現場で大きな変化が起こっています。
二酸化炭素を吸収してくれるのは循環型の自然農法の田んぼ。

大まかには、まずは種籾量を減らします。
苗を育てるにも、温室ではなく露地栽培で育て、
苗自体が持つ本来の生命力を戻すお米作りをします。

窒素系の肥料は控えめにし、
根が栄養を求めて自分で伸びていく環境を整えます。

しかし、実際に農薬や化学肥料ををやめるとなると、
最初は土もできていないし、
作物も自然に育つことになれていないので
雑草や病気が発生することがほとんどです。

ここで多くの人が挫折感を味わい、
やはり薬を使うようになるものです。

それでも、過保護にせず、
自然とのバランスを考えた農法を続けるには
その先を見るビジョンも必要になりますね。

殺虫剤や化学肥料に頼らない栽培では、最終的には
自分の力で病害虫や急激な気候変動にも
耐えられる強い稲が育ってきます。

初期の種籾の量が少なくても、
一本の苗から多く分けつし、茎の数が増えます。

結果としてのびのびと育つ稲では収穫量が多く、
苗を少なくしたのにも関わらず、従来の農法に比べ
収穫量に大きな差が出なくなってきます。

これまで農薬によって駆除されていた虫たちが水田に戻ります。
本来の生態系環境が復活してきます。

目に見えないような微小な世界から変化が起こります。
藻や水草が茂ることで、酸素や栄養分を生み出し、
様々な生き物を育み、
それらが活発に活動することで、水中が活性化され、
結果としてメタンガスの発生も抑えられるのです。。

小さな生き物たちを育む田んぼが
地球温暖化を防ぐために活躍しているのです。



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