野菜の栄養

野菜の栄養はたっぷりとっておきたいものですね。

でも、今、野菜の栄養は落ちていると言われています。
野菜をたくさん食べても、栄養をとりにくくなっている、
ということになりますから、心配です。

野菜も効率化を求めて生産されているので
工業化していると言っていいでしょう。
こうした野菜は、昔にくらべて
栄養が半分以下に減っているという
食品栄養分析の報告があります。

消費者(私たち)が野菜に求めるものは何でしょう。
甘い野菜。
柔らかくて臭みのない野菜。
きれいで安い野菜。

販売店の求めるのは、日持ちがいい野菜。
売れる野菜。

外食産業の求めるのは、加工しやすい野菜。
形が崩れない野菜。
味があまりなく、いつも一定の味付けのできることや
ゴミが少ないなども求められます。

生産者の求めるものは手間がかからず、病害虫に強い野菜。
成長が早く収穫量が多い野菜ということになります。

これを満たすために、野菜は工業的に作られるようになり、
結果として自然のリズムや
多くの生き物たちから遠ざけられてきました。

昔から伝えられてきた野菜達の遺伝情報は、
その多くが書き換えられ、新しい種類の野菜が誕生しました。

こうして作られた野菜の栄養が少なくなっているというのです。
その原因はいくつかあるようです。

決まった時期に、
決まった量を確保するためのコントロールには
化学肥料や農薬が必要になりました。

野菜が虫食いでなく、病気にもならないのは
ありがたいことですが
こうした栽培のために、目に見えない土の中では
大きな異変が起こっていたのです。

土がどんどん痩せていくという現象です。

作物を作りすぎた→土の栄養がなくなった、と考えがちですが

最近の研究では、土の豊かさを保っている小さな生き物たちが
化学肥料や農薬の影響で生きられなくなっていることと
深い関係があるのだと分かってきました。

土が痩せたら、肥料を投入すればよい、
という単純な問題ではなく
投入した肥料が、きちんと野菜に吸収されるかということまで
視野に入れなくてはならなくなりました。

肥料は吸収されずに残ったら
土の中で水に運ばれ、広い範囲を汚染することも分かってきて
環境破壊の要因となってしまうのです。

そして、野菜の品種の問題もあるようです。

現在、スーパーに出回っている野菜はほぼすべて、
F1という品種になっています。

野菜が自分の力で代々種を結んで
その土地の気候風土で育った「固定種」とは違う野菜です。

人工的に授粉をコントロールし、
きれいな野菜ができるのは一代かぎり、という
人にとって一見都合のよい野菜です。 スポンサードリンク

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