農業と水質調査

農業の現場でも、水質調査をするところが増えてきました。
水質は、土壌とともに、農業にとっては大切な要因です。

農業を行うのに、水質の悪いところでやりたい人はいませんね。

しかし、これまでの経緯から、必ずしもすべての農業の現場で
水質調査の結果が満足できるかというと、そうではありません。

水質調査をすることで、水についてよく知り、これからの農業に役立てたいところです。

農業における水質調査となると、まず、水源の水の分析になります。
川、沢、湖などの水を使って農作物を育てる(とくにお米)からです。

水質調査の方法はいくつかあります。
一つは化学的な方法です。
水中に溶け込んでいる汚染物質を薬品や器機を用いて測定・分析し、
水の汚れ具合や汚染の原因を探る方法です。
専門的な調査もありますが、簡易パックによるテストもできます。

化学的な水質調査で測定できる項目として:

pH(BTBまたはBCG法)、
アンモニウム体窒素(インドフェノール法)、
残留塩素(DPD比色法)、
六価クロム(ジフェニルカルバジッド法)、
亜鉛(PAN法)、鉄(o-フェナントロリン法)、
亜硝酸体窒素(ナフチルエチレンジアミン法)、
ニッケル(ジメチルグリオキシム法)、
銅(ジエチルジチオカルバミン酸法)、
硝酸体窒素、(還元とナフチルエチレンジアミン法)
フェノール(4-アミノアンチピリン法)、
化学的酸素要求量(常温アルカリ性過マンガン酸カリウム法)、
マンガン(過ヨウ素酸カリウム酸化法)、
りん酸体りん(モリブデンブルー法)、
遊離シアン(4-ピリジルカルボン酸法)、
ホルムアルデヒド(MBTH法)、
全硬度(フタレインコンプレキソン法)等があります。


もう一つ、こちらは誰でもできる方法ですが、生物学的な方法です。
水中にどんな生物がいるか調べます。また、水辺に生えている植物なども見ます。
生き物の種類や数によって、水の汚れ具合を判定する方法です。

生き物には生息に適した環境があるので、どんな生き物がどのくらいいるのかを調べると
水質調査になるのです。

農業の現場では、この生き物による水質、環境の調査によって、
田んぼの環境を知るだけでなく、人々(消費者や子供たち)の
環境に対する意識を向上させることにもつながっています。


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